暑い夏の日の朝の通勤時に見かけた、おそらく親子の像
髪が真っ白な女性、おそらく70代くらいかと。
バスを待つベンチに座る男性の背中をタオルで拭いている。
たぶん、親子だろう。
その一瞬の光景だけで、いろんな想像をした。
ふと、自分のことを考えると
波瀾万丈ではあったが、今はこうしてある程度健康な体で会社へ通勤をしている。
特に財産があるわけではないし、時々は宝くじを買ってみたりして大金が運良く手に入らないかと欲をだす。
もし、わたしに財産があれば本当に困っている人に、あしながおじさんのように匿名で渡すことができたらいいなと思った。
さっきの親子へも。
本当に大金が入ったらそんな余裕もあるだろうな。
どうかお金持ちの人たち、困っている人たちに届くような寄付をしてください。
わたしは今の自分の身の丈に応じた、募金や献血、ワクチンへの協力など地味な形で寄付を続けます。
でも。
さっきの親子、もしかしたら、今がいちばん幸せだったりする可能性もある。
だってあの一瞬の光景だけで、すごく愛を感じた。
お金だけで解決しないことも、世の中たくさんあるはずだと。
「あの頃、あの場所に行ったよね」
「とても暑い日で、バスのベンチで背中を拭いてくれたよね」
「なかなかバスが来なかったよね」
その親子にとってはいい思い出かもしれないし。
先ほど、あしながおじさんのように匿名でと書いたけれど、さて「あしながおじさん」って実際どんなものなのか調べてみた。
現代日本では、「あしながおじさん」とは広く学生への援助者の意味で用いられ「遺児奨学金のための原資拠出を行なう人」だそう。
「あしながおじさん」
アメリカの女性作家ジーン・ウェブスターが1912年に発表した小説・児童文学作品
あらすじ・・・
孤児院で育った少女ジュディの文才が一人の資産家の目にとまり、毎月手紙を書くことを条件に大学進学のための奨学金を受ける物語であり、ジュディが援助者を「あしながおじさん」と呼び、日々の生活をつづった手紙自体が本作品の内容となっている。手紙中、ジュディ自身が書いたという設定で挿まれる絵もウェブスターの手による。
身寄りのない少女に進学のための援助を行なう「あしながおじさん」は、現代日本では広く学生への援助者の意味で用いられ、遺児奨学金のための原資拠出を行なう人を「あしながさん」と呼ぶあしなが育英会や交通遺児育英会等がある。アメリカをはじめとして数度にわたって映画化され、日本では1979年と1990年にテレビアニメ化された。 原題の"Daddy-Long-Legs"とはクモに縁の近い小動物であるザトウムシのことで、作品中にもこの蜘蛛に似た虫が登場している。
「孤児の少女が資産家に見込まれ、愛を成就させるという筋書き自体はいわゆるシンデレラ・ストーリーである」とのこと。
そうなると、今回遭遇した場面とは違いますね。
そして一握りのお話し。
援助交際の話でしょとか、そんな意見もあるようで。
『あしながおじさん』は"金持ちの道楽息子"が小娘に翻弄される物語だった
っていうコラムもあった。これ面白い
『あしながおじさん』は"金持ちの道楽息子"が小娘に翻弄される物語だった | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) | “女性リーダーをつくる”
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はじめて寄付する人必見!寄付の仕方や団体の選び方まで完全ガイド
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町中や電車の中で人間観察をして
そして勝手にいろんなことを推測してストーリーが出来上がる。
所詮わたしにできることは、電車の中で具合の悪くなった人に声をかけて、一緒に降りた駅のホームでその人を抱えて歩く。
そういうボランティアでもいいかなと少しだけ満足してる。
わたしの人間観察はまたつづく・・・