夏は、海と二人で暮らすこと、たくさん一緒にいれることを第一に考えて海の気持ちを聞くシーン。
(ネタバレあり)
「一緒に住んだらずっと一緒にいれるの?」と聞いた海に、「ずっとはないよ」と答えた。「でもできるだけ一緒にいる。一緒にいたいから転校してほしいんだよ」っていった夏の目が、すごく優しくていとおしく思っているのが伝わるシーンだった。
水季が海に「家族でお揃いにできるのが苗字で、家族からもらうのが名前」だと話したことを、今度は海が夏に教えて、水季と海の名前がお揃いって、夏もすごくちょっとだけどお揃いって笑った。
■第10話あらすじはこちら
夏は、三年以上付き合ってきた弥生(有村架純)と別れ、娘の海と二人で暮らしていくことを決める。夜、パソコンで「ひとり親支援」の情報を調べている夏は、ふと学習ドリルを手に取り、何も書かれていない名前の欄を見てペンを取り出す。「南雲」と書いたところで手を止める夏。海の名字を今後どうするべきか、思いを巡らす。
夏は、会社の先輩・藤井(中島歩)と居酒屋へ行き、娘がいること、そしてその娘と二人で暮らすことを決めたと伝える。すると藤井は、自分の奥さんが入院した際、子どもにご飯を食べさせ寝かしつけるだけで一苦労だった経験談を語る。
それも覚悟の上だという夏は、海を転校させないために自分が転職することも視野に入れ、子どもにストレスをかけない方法を探りたいと伝えるが、藤井は「親がストレスでボロボロになったら子供に二次災害だよ?」と告げる。
夏は、小田原の小学校に海を迎えに行く。母・水季(古川琴音)の思い出話や学校の話をしながら歩く二人。夏は海に「…転校するってどう思う?」と切り出すが、海は「やだ」と即答する。「ママいなくなって、海いろんなこと変わったのに? まだ海が変えなきゃダメなの? なんで?」と言う海に、夏は何も言えなくなり…。