現在、軽自動車を家族から借りて乗っています。
少し前から、車のエンジンのかかりが悪いなと思っていたところ、ある日スマートキーでロックの解除ができなくなりました。
車自体、古いのでこれはもしかしたら、バッテリー?エンジンの故障?と心配になったのですがスマートキーの電池かなと不意に思いついた。
たまたま、会社に来ていたメカに詳しい専門の方に話したところ、「スマートキーはこの作りだとここからマイナスドライバーなんかで開けて、電池交換をする」と教えてくれて。「車の取扱説明書にかいてあるよ」と。
まずはトリセツですね・・・
それで、スマートキーと車の距離が離れているとエンジンはかからないよ、と実験をしてくれました。結果、5~6メートル離れるとかかりませんでした。
車によっては、スマートキーを入れる場所があったりするのですが、ないこともあり。ない場合はそのあたりに近づけてエンジンをかけるらしいです。
なに、この仕組み~
私が自分の車を所有していたころは、スマートキーなどない時代でしたし。
メカに詳しい方も、バッテリーなんかも自分で変えてしまって、エンジンがかからなくなったりすることも考えて今は全部ディーラーでやってもらっているとのこと。
電気系統は昔と違うから例えば、外してはいけない線を外してしまって設定がリセットされてしまうなど、わからない部分が多いそうです。
ディーラー高いし。
購入時からお世話になっていれば安心ですけどね。
スマートキーについて調べてみました。
スマートキー:鍵穴への差し込みは不要。車内で鍵を持っていれば、ブレーキ操作とエンジンスイッチの押し込みで始動・停止が可能
引用記事:
車のスマートキーって何?キーレスとの違いを比較!使い方と注意点 | 中古車なら【グーネット】 (goo-net.com)
スマートキーとは、鍵穴を必要とせず「車に近づく・触れるだけ」で操作できる車用の鍵を言います。
スマートキーの機能を「スマートエントリーシステム(Smart entry system)」と呼び、ドア鍵の施錠・開錠もちろん、エンジンの始動・停止やドアの自動開閉などの操作を行なえます。
車によって細かい動作は異なりますが、スマートキーを車の傍で保持していれば、カバンやポケットから取り出すことなく操作できます。
施錠・開錠については、「ドアの持ち手付近のボタンを押すタイプ」「ドアの持ち手に内蔵された車内LFアンテナやタッチセンサーによって反応するタイプ」など、さまざまです。
スマートキーの仕組み
スマートエントリーシステムは、車とスマートキーが発する微弱な電波を互いに受信すると反応します。鍵を取り出さなくても車のカギを開錠・施錠できるのには、下記のような流れで車と電波のやり取りを行なっているためです。
1.スマートキーが車と一定距離の範囲内に入る
2.車が電波を発信
3.スマートキーが車からの電波を受信
4.スマートキーが車に向けて電波を発信
5.車がスマートキーの電波を受信
6.車のカギが開錠・施錠できる
鍵の施錠・開錠に限らず、エンジンの始動・停止やドアの開閉も同様の仕組みで扱えます。車側には「車内LFアンテナ」や「車内RF受信機」などの装置が備わっており、それぞれが発する周波数は異なるものが使われています。
・車内LFアンテナ:Low Frequencyの略で125kHz前後の周波数帯を使用
・車内RF受信機:Radio Frequencyの略で312.125MHz前後の周波数帯を使用
これらの電波は微弱であるため、一般的には、車とスマートキーそれぞれが一定の範囲内(約半径0.5~1m以内)に存在しない限り反応しません。
スマートキーを持った人がいても、車から離れていれば車は反応しないため、「見ず知らずの人に車を操作されてしまうリスク」は低いといえるでしょう。
ちなみに、スマートキーはメカニカルキーを内蔵しています。メカニカルキーとは従来の金属製のキーを指しており、エマージェンシーキーといった呼び名もあります。
スマートキーがうまく反応しない非常時でも、内蔵されたメカニカルキーを挿し込むことで、エンジンやドア操作を行なえるようになっています。
スマートキーのメリット・デメリット
スマートキーのメリット
・鍵の出し入れが不要になり、紛失を防げる
・手が塞がっていてもラクにドアを開錠・施錠できる
・スイッチ式・ダイヤル式になり、エンジン操作が簡略化できる
・鍵穴からのピッキング被害を防げる
ポケットやカバンに鍵を入れてしまえば、取り出す回数が減り、紛失の原因となる行動を抑制できます。仮に鍵の居場所が不確かでも一定範囲内なら車は応答するため、開錠・施錠できれば「周辺付近に必ず鍵が存在する」といった目印にもなるでしょう。
さらにスマートキーは、「鍵を探す」という手間だけではなく、「鍵穴に差し込む」という動作も不要です。
エンジンの始動開始までの動きを簡略化できるほか、ドアの持ち手に鍵穴を設けていない車両が登場したことで、ピッキング被害を防げるというメリットも実感できるようになりました。
スマートキーのデメリット
・内蔵電池の寿命が1~2年と短い(メカニカルキーでの解錠は可能)
・キーの閉じ込みが起こりやすい
・100%の動作保証はない
・リレーアタックの被害に遭う可能性がある
スマートキーは内蔵型電池を動力とするため、電池の寿命を気にしながら利用する必要があります。寿命は意外にも短く、自動車メーカーの多くが1~2年間隔での電池交換を推奨しています。
メーカー推奨時期は安全性を確保するために余裕を持った年数を設定することが多いですが、出先で電池切れによるパニックを起こさないためにも定期的な交換作業は必要だといえるでしょう。
また、鍵を意識しない時間が増えたことで、車内に鍵を閉じ込めてしまうトラブルも多発しています。キーの閉じ込みトラブルは、JAFロードサービスの報告で年間154,742件ほど発生しているため、鍵の扱い方には十分な注意が必要です。
さらに、物理的に鍵を開けるピッキング被害には強いですが、リレーアタック(電波傍受)という手法で盗難されることがあるので、完璧な防犯対策というわけではありません。
スマートキーが電子機器であることも忘れてはいけません。衝撃や別の電磁波の影響でスマートキーが故障するリスクもあります。
スマートキーが正常な場合
1.スマートキーを持って車に近づく
2.ドアを開錠し、作動音やランプの点滅を確認して乗る
3.車内にスマートキーがあること、ギアがパーキングに入っているのを確認
4.ブレーキを踏んでエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作する
5.到着時はギアをパーキングに入れてエンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作して停止
6.エンジン停止後、スマートキーを持って車を降りる
7.車から離れて自動施錠、作動音やランプの点滅を確認
※車を降りるときは開錠と同じく、ドアの持ち手に触れる方法でも施錠できます。
スマートキーの電池が切れている場合
1.スマートキー内部から、固定金具を外してメカニカルキーを取り出す
2.運転席側のドアの持ち手周辺にある鍵穴に差し込んで開錠
3.ギアをパーキングに入れてあるのを確認
4.エンジンのスイッチ(またはダイヤル)を操作する
5.ブレーキを踏みながら、メーカーエンブレムをスイッチ(またはダイヤル)に当てる
6.スイッチもしくはインジケーターの点滅を確認したら再度エンジンスイッチ(またはダイヤル)を操作する
※電池切れ時は、メーカーによって対処方法が異なります。
※上記操作方法は「ホンダ車」に該当します。