唐田えりかイメチェン成功だよ。
俳優の東出昌大の“できちゃった再婚”について賛否両論が飛び交う中、ひとりの女優が再起を目指している。東出との不倫騒動でキャリアに大きな傷がついた俳優の唐田えりか(26)だ。彼女の“復帰戦”となるのは、9月19日より配信予定のNetflixオリジナルのドラマ「極悪女王」。清楚で薄幸の美少女といった従来のイメージから脱却し、大事な髪の毛も剃って坊主にするなど腹をくくってイメージチェンジに挑んだ同作は、俳優として新境地を開くことになりそうだ。
「唐田さんが演じるのは、剛力彩芽さん演じるライオネス飛鳥とタッグを組んで一世を風靡した女子プロ・コンビ“クラッシュギャルズ”の長与千種さん。撮影開始時、実業家・前澤友作さんと破局した直後だった剛力さんと唐田さんは、ともに失恋と役作りのための増量、過酷なトレーニングという壁を乗り越え、この作品に臨み、特別な絆を結んだそうです。2人の姿は、プロレスラーに憧れてオーディションを勝ち抜き、厳しい練習を経て人気を勝ち取ったクラッシュギャルズと重なる部分があります」(映画ライター)
東出との不倫騒動で唐田の名を知った人も多いかもしれないが、彼女はもともと将来を嘱望された俳優だった。
「唐田は現在の所属事務所のマネージャーがマザー牧場を訪れた際、バイト中の彼女を見てスカウトしたことがきっかけで芸能界入りしました。ファッション誌での専属モデルのかたわら、月9で女優デビューを飾り、大手損保会社のCMキャラクターに抜擢されるなど、女優としても着実にキャリアを積んでいました。2018年公開の映画『寝ても覚めても』で初主演にして初カンヌを体験し、高評価を受けます。一方で韓国にも進出しCMなどで活躍するなど、まさにシンデレラストーリーを地で行くような展開で、新垣結衣に似ていることから“ポスト・ガッキー”と言われていた時期もありました。しかし、ブレークのきっかけとなった『寝ても覚めても』への出演が、のちに彼女をどん底に突き落とすことになったのです」(女性週刊誌の芸能担当記者)
唐田は映画で相手役を務めた東出と親密な仲になり、「週刊文春」のスクープで3年にわたる不倫関係が発覚。すさまじい逆風が吹き荒れ、芸能活動の自粛を余儀なくされた。
「騒動後、仕事が激減した唐田は所属事務所に通って事務的な手伝いをしながら過ごしたとインタビューで語っています。自分の弱い部分を見つめ直して向き合い、『お芝居を通してみなさんに恩返ししたい』とも告白していました。あれだけの大騒動の後の復帰となると、活動再開も簡単ではありません。22年に約3年ぶりの主演映画が公開されましたが、『名前すら見たくない』『反省してるなら引退しろ』と厳しい声が多く集まったのも事実。東出の元妻・杏が好感度女優だっただけに、その幸せを壊した唐田への逆風は激しかったのです」(同)
一方で業界からの評価は高い。復帰作となった映画「の方へ、流れる」の主演はオーディションで勝ち取った作品だが、中堅・新人の監督からの引き合いも多く、大作映画ではないものの、主要な役での出演が続いている。プライベートを別とすれば、独特の存在感や演技を評価されているようだ。
「復帰後は『死体の人』でデリヘル嬢を演じたり、『無情の世界』で魔性の女役に抜擢されるなど、新たな役柄にも挑戦しています。『極悪女王』では、体重を10kg増量したと公表していましたが、俳優とは思えないレスラー体形に肉体改造をし、壮絶なトレーニングをこなして本物さながらのプロレスを披露しています。これまでの唐田さんの出演作とはガラッと印象が変わるもので、視聴者には、あまりのギャップに不倫騒動のことが吹き飛ぶくらいのインパクトがあるはず。間違いなく、彼女にとって再出発となる作品になるでしょう」(前出の映画ライター)
不倫騒動から4年がたち、当事者たちをめぐる変化があった。
「東出は騒動後、山奥に移住して複数の女性との共同生活していることが報じられたり、ABEMAのひろゆきさんとの旅番組で意外な姿を見せたりしたことで、“何をやっても面白がられるゾーン”に入りました。そんな中での再婚発表でしたが、東出さんが公表した写真を見ると、妻となった女性は第一子の出産を控えて幸せいっぱいそうな表情をしています。杏もパリ五輪で現地リポートを担当するなど、日仏の二拠点生活が板について仕事の幅を広げ、“サレ妻”の印象も薄れています。騒動から4年がたち、唐田さんを含め東出に絡んだ女性たちはそれぞれ幸せの形を見つけているのではないでしょうか」(前出の女性週刊誌記者)
芸能評論家の三杉武氏は唐田についてこう評する。
「過去のインタビューによると、唐田さんは当初はモデル志望ということもあり、高評価のきっかけとなった『寝ても覚めても』出演以前はオーディションに落ち続け、演技に対して自信を失い仕事を辞めることも考えていたということです。そんな中でも所属事務所が厚くサポートし、騒動後も再起を後押ししているわけですから、彼女の演技力は事務所関係者や業界内で評価されているのでしょう。これまでの出演作においてはどちらかと言うとナチュラルな演技の印象が強いですが、今回の『極悪女王』では作品の内容や役柄もあり、以前とは毛色の異なる振り切った演技もみせています。今年からは韓国での活動にも力を入れているようですが、そのあたりも再起を目指すうえでプラスに働きそうです」
引用記事:
「極悪女王」で評価一変? お騒がせ女優「唐田えりか」が10kg増量で挑む“復帰戦” | AERA dot. (アエラドット)