同誌は、10月中旬に橋本が撮影のために訪れていた山口・下関で、かねて交際が伝えられていた俳優の中川大志との「公園キスデート」などを報じた。
さらに、橋本のパワハラ疑惑にも触れており、日傘を差すタイミングが悪いというだけでマネジャーに激怒したり、「使えねえ」が口癖だとし、8人のマネジャーが次々と退職する事態になっていると伝えた。
この報道を受けて橋本の所属事務所の「ディスカバリー・ネクスト」は10月31日に公式HPで「事実無根」と完全否定。
代表取締役社長の伊藤功氏名義で掲載された異例とも言える長文コメントでは、橋本について「もともと裏表のない人柄でさっぱりした性格ですがいつも人には真摯に向き合い、それは外部の方のみならず弊社のスタッフにも同様であり暴言を吐くなどは論外です」「橋本環奈に関しては多くの方が抱いて下さるイメージ通りの明るく、素直で思いやりのある女性です」などと説明している。
その一方で、「スタッフへの発言に関しては橋本環奈ではなく私が発したものであるとすればまだ理解できますし、私は確かにスタッフへ厳しく指導したり窘めたりする事はあります」「私のそれらの発言を橋本環奈が発したものとしてすり替え、取材に答えたものと考えられ、貶めようという意図や悪意を感じます」などと推察している。
橋本といえば、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」で主演を務めているほか、今年大みそかに放送される「NHK紅白歌合戦」でも3年連続の司会が決定している。
今を時めく人気俳優に降って湧いたパワハラ疑惑について、別の芸能事務所のマネジャーはこう語る。
「所属事務所は疑惑を否定しており、どこまでがパワハラ発言になるのかは微妙なところですが、橋本さんといえども疲れていたり、機嫌が悪い時だってあるでしょう。『日傘を差すタイミングが悪いというだけで怒った』という話ですが、撮影の時は皆、それなりにピリピリしていますし、そんな女優ならたくさんいますよ。マネジャーの件に関しても、そもそもが肉体的にも精神的にもハードな仕事ですし、売れっ子の橋本さんの担当マネジャーとなればなおさらのこと。中には長続きしない人もいるでしょう」
■若槻千夏のマネジャー交代は「30人以上」?
ただ、「マネジャーが次々と交代する」芸能人については過去にも報じられてきた。今年9月にはタレントの若槻千夏にも同様の報道があったことが記憶に新しい。
若槻は8月末で約23年間所属していた芸能事務所「プラチナムプロダクション」を退社して独立を果たしたが、9月1日配信の「WEB女性自身」の記事には生々しい言葉が記されていた。テレビ局の情報番組スタッフはこう振り返る。
「記事によると、若槻さんがマネジャーに『バカだなお前、本当に使えない』『辞めたほうがいい』などといったパワハラまがいの言動をしていたことで、事務所内からは『辞めてくれてよかった』という声もあがっていたとのこと。加えて、過去に若槻さん本人が“30人以上マネジャーが変わっている”といった趣旨の発言をバラエティー番組でしていたことにも言及。多少のリップサービスを含んでいる可能性はあるものの、実際に担当マネジャーが次々と代わることは有名だったというスポーツ紙デスクの証言も紹介しています」
また、2021年4月には田中みな実の“マネジャークラッシャー”ぶりを「NEWSポストセブン」と「週刊文春」が立て続けに報じて話題となった。
「どちらの記事も、前年に『フラーム』に移籍して俳優業が順調の一方、田中さんのマネジャーが次々と代わってしまうことから“マネジャークラッシャー”と呼ばれているといった内容です。前所属務所に在籍していた時には、田中さんは機嫌が悪いとマネジャーを無視することがあったため双方のコミュニケーションがままならず、4人連続で担当を外れたことや、『フラーム』でも同様のトラブルが発生して担当のマネジャーが退社したといったエピソードを紹介しています」(同)
若槻や田中に関しても、本当にパワハラがあったのかはわからないが、前出の芸能事務所のマネジャーはこうした報道が出た3人の共通点に着目する。
「俳優として活躍が目立つ橋本さん、美容系のインフルエンサーとしても存在感を放つ田中さんはもちろん、若槻さんもかつてはバラドルとして派手な活躍を見せて、前事務所の創成期を支えた看板タレントです。しかも、仕事ができて、共演者や番組スタッフなどからは絶大な信頼を寄せられており、社交性にも優れているので、芸能界で幅広い人脈を築いています。橋本さんに関して言えば、小栗旬さんやムロツヨシさんら数多くの先輩俳優たちと公私にわたって親交が深く、1人暮らしを始める際には、小栗さん、ムロさん、菅田将暉さんらから一緒に行った家電量販で洗濯機などをプレゼントされたという話ですからね。かなりの“愛されキャラ”です」
■自己プロデュース能力に優れている
そのうえで、こう続ける。
「橋本さんはローカルアイドル出身、田中さんは元局アナ、若槻さんは後に実業家としても成功するあたりを見ると、3人とも自己プロデュース能力に優れていて、プロ意識が高いという部分も似ています。自分を厳しく律してストイックかつハードに仕事に臨んでいる分、マネジャーのような“身内”に対しても要求が高いのでしょう。自己プロデュース能力に優れて成功しているがゆえに、事務所のおかげで売れたのではなく、実力でのし上がってきたという自負があり、頑固な部分もあるのだと思います。それゆえ、結果として一部のスタッフからは扱いづらい存在と認識されたり、あらぬ醜聞を流されたりするのではないでしょうか」
心身ともにハードな日々を過ごしている売れっ子芸能人に関しては、「マネジャーがコロコロ代わる=悪」という単純な図式が成り立つわけではなさそうだ。
引用記事:
橋本環奈、若槻千夏、田中みな実…「マネジャーが次々とやめる」タレントたちの“意外な共通点” | AERA dot. (アエラドット)