映画『海の沈黙』(11月22日公開)のイベントが18日、港区・東京タワーにて行われ、俳優の本木雅弘、小泉今日子が登壇。本木が、青春時代の思い出の場所でもあるという東京タワーを「御神木」に例えてたたえた。
「前略おふくろ様」「北の国から」の巨匠・倉本聰が長年にわたって構想してきた渾身のドラマ。贋作事件を機に、ある天才画家の秘めた思いと過去が明らかになる大人のラブストーリー。
青春時代、東京タワーのすぐ隣にあるスタジオでよく一緒に番組収録を行っていたと懐かしそうに振り返った2人。
そんな思い出の東京タワーの点灯に、本木は「素晴らしいのは、東京タワーの明りは太陽光発電100%だそうですね」とトリビアを交え「東京タワーは66歳でしょ。大木と言いますか、御神木に見えますよね」と見上げて感嘆。
小泉と2人、青春時代を大人の表情で振り返っていた本木。トークでは「中学時代は藤谷美和子さんの大ファンで。東京タワーの2階のショップで“美和子命”のステッカーをしこたま買い込んで、そのころ流行っていたトランクに貼り付けていました」という、中学生らしいエピソードを明かす一幕も。
先日、番組出演時に、三笠宮妃百合子さまの訃報を受けて述べたコメントの美しさがSNSで話題を呼んでいた本木。この日も、ゆかりある東京タワーをリスペクトあふれる印象的な言葉で表現。
最後は、初の倉本作品となった主演作に「多くの出会いと別れを経験してきた大人が、味わい、かみしめるタイプの愛の表現が見られると思いますので、ぜひ幅広い年齢の方にさまざまな形で感じ入っていただきたいと思います」とアピールしていた。
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