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「海に眠るダイヤモンド」池田エライザ 「成長」が止まらない

ここにきて池田エライザ(28歳)の「成長」が止まらないと話題だ。

現在放送中の神木隆之介(31歳)主演のTBS系ドラマ『海に眠るダイヤモンド』に、池田も出演している。舞台は1955年の長崎・端島(通称・軍艦島)と2018年の東京。池田の出演は端島パートだ。男性のDVから逃げるため島に流れ着いて来た、進駐軍のクラブでジャズを歌っていた草笛リナ役を好演している。

 

本人のInstagramより© 現代ビジネス

 

「エライザさんが演じている役どころは、炭坑に関わる人々の職員クラブに雇われるものの、うまくいかず。島を去ろうとしたところを、神木演じるその時代の主人公・鉄平から『人生変えたくないか?』と呼び止められ、夏祭りで『端島音頭』を歌い、一躍島にその名をとどろかせ、島になじみます。

長身に見事なスタイルに加え、ミステリアスな雰囲気の美貌。そして、歌手として活躍するほどの歌唱力。あの役がハマる女優はあまり思い当たらず、制作サイドは絶妙なキャスティングでした」(テレビ誌記者)

池田は母親がスペイン系のフィリピン人で、日本でもモデルとして活動。その素質を受け継ぎ、'09年にティーン向けファッション誌『ニコラ』(新潮社)の『第13回ニコラモデルオーディション』でグランプリを獲得し芸能界入りを果たし、'13年からはファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとなった。

 

モデル活動と並行して女優を目指すも、オーディションに落ちまくる日々を送り、'11年公開の映画『高校デビュー』で女優デビューを飾り、'15年公開のヒロイン役に抜てきされた映画『みんな!エスパーだよ!』では下着姿やきわどいシーンをこなし一躍注目を浴びる存在となったが、演技力以上に、その発信力が注目を浴びていた。

「まだ高校生だった'14年、まだまだクラウドファンディング(クラファン)があまり世に知られていなかったにもかかわらず、クラファンで300人から約280万円の資金調達に成功し初のモデルブックを出版しました。さらに、所属事務所のスタッフらがまだ誰もアカウントの取得をしていなかったTwitter(現X)をいち早く活用。おかげで、まだ無名同然の時期だったが、次々とフォロワーを獲得しています。

カメラが趣味とあって、投稿する自撮り写真がかわいすぎることから、『自撮りの神』と呼ばれています。'14年に自身のTwitterのアイコンとして口元をつまんで唇をとがらせたポーズをとった自撮り写真を使ったところ、ファンによって『エライザポーズ』と名付けられてバズったほど。

上層部の頭がカタイ芸能事務所に所属していたら、あの当時のクラファンやSNSの活用は許されなかったかもしれないが、新興の芸能事務所で、社長はほかの大手事務所で今や大物となった歌手や女優のマネジメントを担当し業界内でも名を知られた人物です。事務所選びも先見の明があったのでしょう」(芸能記者

 

以後、映画は『オオカミ少女と黒王子』('16年)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』('18年)、『貞子』('19年)、『真夜中乙女戦争』('22年)、ドラマは『ホクサイと飯さえあれば』(MBS・TBS、'17年)、『賭ケグルイ season2』(MBS・TBS、'19年)、『祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録』(日本テレビ、'22年)など話題作のオファーが続々と舞い込んだ。

'18年4月からは音楽番組『The Covers』(NHK BSプレミアム、現在はNHK)で司会に初挑戦。それがきっかけで、たびたびテレビ番組で歌声を披露することになり、'21年8月から『ELAIZA』名義で音楽活動を本格的にスタートさせた。

 

さらには、'20年公開の映画『夏、至るころ』で映画監督としてもデビューを果たし、今や、女優・モデルに加え、歌手、映画監督の『四刀流』で活躍中。なかなか希有な存在となった。

「エライザさんはプライベートでは俳優の村上虹郎との交際が報じられ、その後、人気YouTuberコンビ・水溜まりボンドのカンタとの交際が報じられています。一方で、『オヤジギャル』みたいな性格で落ち着いているので、『Covers』で一緒に司会を務め、話題になったNetflixのドラマ『地面師たち』で刑事役の上司と部下を演じたリリー・フランキーさんら、一緒に仕事をしたオジさんたちに好かれています。

もし、『地面師たち』の続編があるとすれば、原作を元にすると、エライザさんはもっと出番が増え、主演を務める地面師のリーダー役の豊川悦司さんに次ぐ2番手になりそうです。正直、多くの関係者はここまで女優として成長する逸材だとは思ってなかったので、本人の努力のたまものです」(映画業界関係者)

先ごろ発表の『東京ドラマアワード2024』にて、今年放送のNHK BSプレミアの主演ドラマ『舟を編む~私、辞書をつくります~』が作品賞を受賞。池田の女優としての演技が最大限に評価されただけに、さらなるステップアップが期待される。

 

 

 

引用記事:

池田エライザの「止まらない成長」にファン釘付け…女優業と音楽だけではない「知られざる4刀流」とは