フジで1月からスタートする『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』は香取にとって同局で11年ぶりの主演ドラマとなる(’21年2月5日号より)
初のアリーナには中森明菜も来場
歌手で俳優の香取慎吾(47)が12月3日と4日、東京・国立代々木競技場第一体育館で、初のアリーナフェス『“Circus Funk” Festival』を開催した。この大型フェスは11月27日に配信リリースのサードソロアルバム『Circus Funk』のリリースを記念したもので、2日間合わせて計1万8000人を動員した。
同公演ではアルバム表題曲や、歌手の中森明菜(59)とのコラボで話題を呼んだ『TATTOO(feat.中森明菜)』など全18曲を熱唱。3日の公演には明菜が来場し、ステージ上の大型スクリーンに映し出されて大歓声を浴びたことが一部で報じられ話題になった。さらに香取は来春、ソロで初の全国ツアーを開催することを発表している。
「香取はこれまでソロアルバムを2枚リリースしていましたが、いずれもコロナ禍ということもあって、そのアルバムを引っ提げてのツアーやイベントなどを開催するのが難しかった。
サードアルバムは、明菜のみならず、人気バンド『緑黄色社会』や、韓国の人気DJでプロデューサーのNight Tempo(38)ら多くの実力派アーティストとのコラボ曲を収録。ソロでの持ち曲もそろったところで、満を持しての初のソロツアー開催となりました。ツアーにはこれまでのアルバムに参加したアーティストたちも少なからずゲスト出演するのではないでしょうか」(芸能記者)
また、公演2日目となった4日には各メディアが、香取がタレントの上沼恵美子(69)とダブルMCを務めるフジテレビ系の特番『星になったスターたち』が17日に放送されることを報じた。同日の公演の模様を報じた一部スポーツ紙によると、その報道を受けて香取は、《続々大活躍で!》と歓喜し、《テレビ局って入れなくなっちゃった場所じゃなかったの?》とおどけつつ、《フジテレビで『入館証作りますか?』って言われた。うれしいよ。応援してくださってる方のおかげです。香取慎吾を応援してくれてる1億人のみんなのおかげです》とファンに感謝の言葉を述べていたという。
「香取さんは元『SMAP』の稲垣吾郎さん(51)、草なぎ剛さん(50)と’17年9月に旧ジャニーズ事務所を退所し、3人で同じプロジェクト『新しい地図』として芸能活動をスタート。ところが、当時、旧ジャニーズを退所したタレントはテレビには出演できないというのが〝暗黙の了解〟でした。
そのため、’12年からフジテレビで放送されていた香取さんのレギュラー番組『おじゃMAP!!』は’18年3月に終了。以後、フジからのオファーは途絶えてしまいます。しかし、’19年に旧ジャニーズ事務所の創業者のジャニー喜多川氏が死去。昨年はジャニー氏の性加害問題で社名変更を余儀なくされるなど、状況が激変したのです」(テレビ局関係者)
フジで重宝される香取にあがる「期待の声」
もともと、フジは1996年4月から『SMAP』が解散した’16年12月まで20年以上にわたって『SMAP×SMAP』を放送してきた。香取にとっては最も多くの仕事をこなしてきたテレビ局でもある。しばらく縁のなかったフジテレビだったが、状況が変わった今年の8月、香取は稲垣がストーリーテラー的な役割を務める『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』の中のドラマで主演を務めている。さらに来年1月期の連続ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』では主演と主題歌を担当することが発表済みだ。同局では11年ぶりの連ドラ主演となる。
それだけではない。前述の上沼とのダブルMCの番組の他にも、11日に放送の音楽特番『FNS歌謡祭』には9年ぶりに出演し、主演ドラマの主題歌『Circus Funk(feat.Chevon)』をテレビ初披露する予定だ。
旧ジャニーズ時代からは手のひらを返したようにフジが香取の起用を急増させた状況もあって、最近では同局である期待の声が高まっているという。
「NHKの紅白も含め、今年の年末の各局の音楽特番が明菜さんにオファーしたようですが、どの局のオファーも受けなかったようです。それでも、明菜さんは早くも来年4月の大分での野外フェス出演を発表しており、確実に復調しているはずです。
香取さんは明菜さんとのアルバムのコラボでしっかりビジネスパートナーとしての関係を構築しており、今後のコラボも十分に期待できます。すでに、明菜さんはフジの系列の『サンケイスポーツ』の独占インタビューも受けているので、フジに出演して香取とのコラボ曲を披露するお膳立てが整ったといえるのではないでしょうか」(音楽業界関係者)
旧ジャニーズであるSTARTO ENTERTAINMENT所属の『Snow Man』も重宝しながら、同時に〝辞めジャニ〟の香取も重宝するというフジの戦略が、思わぬ実を結ぶかもしれない。
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映画『凪待ち』のクランクアップでの大ハシャギ(’18年8月10日号より)
’18年4月、『新しい地図』3人が主演した映画『クソ野郎と美しき世界』の舞台挨拶後、ファンからの声援に笑顔で応える香取。ファンとのふれ合いは貴重な時間だったのだろう(’18年4月27日号より)
引用記事:
「入れなくなっちゃった場所じゃなかった?」それでもフジの香取慎吾への〝手のひら返し〟が正解な理由 | FRIDAYデジタル