今年2024年5月にステージ3aの乳がんが判明し、11月7日には右胸の全摘手術を行った事を報告していた梅宮アンナさん。
『ノンストップ!』ではこれまで、手術に臨むアンナさんを取材し、がん闘病の心境や今後の治療についての思いを伝えてきました。
そして手術から約1カ月半がたった12月20日、改めてアンナさんに現在の状況をインタビュー。
アンナさんは初めてウィッグを外した姿で、取材に応じてくれました。
今年5月、シャワー後に右胸だけが急に小さくなっていたことから異変に気付き、その後痛みも伴ったことから病院で検査したところ、診断されたのは「浸潤性小葉がん ステージ3」。
そして8月に、自身のSNSなどで乳がんであることを公表。
その後も闘病について自身のSNSや様々なメディアで発信を続け、抗がん剤治療に取り組んできました。
右胸を全て取ることに恐怖感や喪失感はなかったとインタビューで語っていたアンナさん。
一方で、抗がん剤治療を行うことを伝えられた時には…
「髪の毛抜けちゃうんですかね?やっぱり」って、1番最初に聞いた言葉だったんですよね。
梅宮アンナ(10月26日収録):
皆さん、それぞれ自分の優先順位とか価値観とかっていろいろあって、私は髪の毛にすごく命をかける勢いの髪形とか、本当笑っちゃうかもしれないけどすごく髪形を意識して生きてきてたので、その髪の毛がなくなるってもう考えられなくて。
もうどうしよって、髪の毛がなくなるなら抗がん剤やりたくなかった。
抗がん剤治療により大切にしてきた髪の毛を失う事について、大きな悲しみを感じていることを語ってくれていました。
梅宮アンナ(11月7日撮影)
う~無事に手術が終わりました。え~もう、目が覚めたら終わってた状態で、はい。
11月7日、アンナさんは右胸の全摘手術を無事終えたことを、病床から報告。
今回、右胸の全摘手術から約1カ月半がたった12月20日に再度取材を行うと、アンナさんは初めてウィッグを外した姿でインタビューに応じ、今の心境や目標について語ってくれました。
インタビューでは自ら、ピンクカラーのウィッグを外し、現在の短い髪の状態を包み隠さずカメラに見せて臨んだアンナさん。
その理由と心境について、次のように語りました。
梅宮アンナ(12月20日収録)
このあと続く方々とかに、私の経験を残すことによって、少しでも気持ちが落ち込まないようになってほしいなっていう思いがあります。抗がん剤の治療の1つの期間としては、こういう映像をのこしてもいいかもっていう気になって…
(今また)少し髪の毛がやっぱりパラパラきてるんですね。ちょうど抗がん剤3週目ぐらいで抜け始めるって言われてて、いったんまたなくなっちゃうんです。
“後に続く、同じがん闘病の経験をする誰か”のため、アンナさんは短い髪の状態も記録に残そうと、決意したのだといいます。
右胸の全摘および、右脇リンパ節の切除…。リンパ節は、7個ががんにおかされていました。
3時間以上に及ぶ手術から約1カ月半、術後の心境と体の状態について聞くと…
梅宮アンナ(12月20日収録)
もう不安しかなかった。やっぱり毎日怖くて。痛みとの戦いだったりとかして。
術後1週間は病院にいて、その時が1番大変だと思っていたけど、そうじゃなくて、退院した時からが現実にぶつかるというか。
私の場合は脇のリンパの手術が必要だったので手が上がらないんですよね。
腕を再び上げられるようにするため、今アンナさんは、ストレッチ教室などに通い始めているといいます。
ストレッチのリハビリでは、痛みに耐えうめき声を上げながら、腕を上に伸ばそうとするアンナさん。
あまりの痛さに涙を見せる場面も…。
しかし痛いからといってリハビリをしなければ、このまま腕が上がらなくなってしまうといいます。
梅宮アンナ(12月20日収録)
がんを治すとかっていう言葉もありますけど、いかに(がんと)うまく付き合っていくかっていうところなんだと思うんですね。胸を切りましたけど切って退院した手術したっていっても“治った!わーい”って感じではない。
抗がん剤、放射線治療、さらにホルモン治療は10年にも及ぶかもしれない中…アンナさんには、次の目標があると語ります。
梅宮アンナ(12月20日収録)
ピンクリボンのアドバイザーっていうのがあるんですね。要は乳がんのアドバイザー的な資格を取ろうかなと思ってます。初級、中級、上級ってあって。上級いくともうなんかお医者さんのレベルじゃないの?みたいなぐらい。
勉強って得意じゃないけど、ただ経験を言っているだけではたぶんダメかなと思っていまして。ちょっと勉強したいなとは思います。
引用記事:
初めてウィッグを外しカメラに…梅宮アンナ「退院した時からが現実にぶつかる」全摘手術から約1カ月半…心境を告白 | めざましmedia