考えさせられますね。
女優の小泉今日子(58)が17日放送のNHK「クローズアップ現代」(後7・30)にVTR出演し、「ミッドライフクライシス」に陥った経験を語った。
この日の番組のテーマは40~50代の心の危機「ミッドライフクライシス」。今年2月に58歳の誕生日を迎えた小泉は、4月にスタートしたTBSラジオ「サステバ」(土曜後7・30)で中高年リスナーから寄せられる悩みに答え、雑誌のWEBサイトの人生相談でも同世代へメッセージを送っている。
小泉自身も40代の頃、生き方に迷ったことが人生相談に力を入れる理由になっているという。「両親も他界してますし、3人姉妹の一番上の姉も他界して“私の番の時どうしよう”みたいな、そんなふうにしてどんどん自覚していった感覚はあるかな。私の40代の時は子供を産むチャンスがもう限られてるって思ったときはすごい悲しくなって。子供を抱いた人とすれ違うのもちょっと“かすっと痛い”みたいな感覚で感じていた時があった」と40代の頃の“痛み”を回顧。
今では「痛みとかそういうのも自分に必要だったのかなと思える」としつつも、「その時は本当に少しつらかった」と振り返った。
中高年の悩みに多く接し、小泉は“心の危機”に陥る理由がわかってきたという。「心って入れ物のような感じになっているとしたら、役割としてお母さんとか会社の偉い人とか色んなことになっちゃうと、それがいっぱいいっぱいいっぱいに埋めて、その経験が、詰めたものがいらなくなったからスポッと抜けちゃうじゃないですか。その空っぽな時ってすごい寂しく感じるんだろうなと思いますね」と説明。
中高年のためのイベントも開いているそうで「そういうことだけでも日々が変わるかもしれないなって思ったりして。今は同世代をとにかく元気にしたい。同時に私も元気になりたいみたいな感じでやらせてもらってる」と話していた。
小泉今日子 40代で感じた痛み「子供を抱いた人とすれ違うのも…」 自身の“中年の危機”語る― スポニチ Sponichi Annex 芸能