「頭の回転が速い人」と「遅い人」の決定的な違いってなに?
仕事をしていると、頭の回転が速い人もいれば、頭の回転が遅い人もいます。考えるのが遅いからといって特別損をすることもないですが、速ければ重宝されるのも事実です。
そんな両者の違いはどこにあるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。
まず、考えるのが遅い人は要点を掴むのが苦手な印象です。会話であれば、言っていることについていけなかったり、論点がずれてしまったりして、考えるべきことの核を把握できていないのです。
このほとんどの原因はインプット不足にあります。「考えるのが速い」というとアウトプットがイメージされがちですが、重要なのはインプットです。なぜなら、結局はインプットが足りていれば、人の思考は自然と速くなるからです。
たとえば、皆さんの趣味についての会話をしていて「ついていけない」と感じたことはないと思います。逆に興味のないマニアックな話をされたときは、まったく頭がついてこず、「なにがわからないのかもわからない」ほど思考のスピードが落ちるでしょう。
このようにして、インプットができていれば、考えることの核がすぐに理解できて、結果として思考スピードも上がっていくのです。
インプット量が尋常ではない「売れっ子芸人」
これは売れている芸人とそうでない芸人を見ていてもわかります。皆さんが知っているような売れている芸人は皆、基本的にどんなジャンルにもそれなりについていけるくらいのインプットをしています。「難しい話は無理でしょう」と思うかもしれませんが、基本的なレベルであれば、まず間違いなく対応できます。
では、どうしているかというと、皆さんと同じように新聞を読んだりネットニュースを読んだり、スタッフと雑談したりしながら、ひたすら情報を集めているのです。
南海キャンディーズの山里くんに関しては、重たくて持ち上げられないくらいの量の本をカバンに入れていましたし、飲み会でも何気ない会話できになることがあれば、わざわざトイレまで行って検索していると言っていました。それほど情報に貪欲なのです。売れる理由もわかります。
逆に、売れない芸人は「喋りの技術」だけに重きを置こうとします。ですが、うわべだけのトークテクニックで中身がまったく伴わないため、速く考えることも深く考えることもできないまま、チャンスを逃していくのです。
考えるスピードはどこか才能のように語られがちですが、努力でちゃんと身につけていくことができます。それをこれまで見てきた数々の生徒たちが私に教えてくれました。
特別な訓練は要りませんので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけますと幸いです。
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