2022年9月に米国でサービスを開始した新興越境ECのTemuは、すでに50以上の国・地域に進出を果たした。中国の格安EC「拼多多（Pinduoduo）」の海外版として、超低価格戦略と巧みなマーケティングで、驚異の「チャイナスピード」を世界に知らしめた。
拼多多とTemuを運営するPDDホールディングスは5月22日、2024年1～3月期の決算を発表した。売上高は前年同期比131％増の868億元（約1兆8800億円）、親会社に帰属する純利益は246％増の280億元（約6000億円）となった。増収率と純利益の伸び率は競合の老舗ECであるアリババグループとJDドットコムを大きく上回っている。この業績の達成にTemuが大きく貢献している。
決算発表後、PDDホールディングス株の5月22日の終値は1.13％高の147.09ドル（約2万3000円）となり、時価総額は2042億7400万ドル（約32兆1000億円）でアリババの約31兆6000億円を再び超えた
資本市場がこれほど関心を示す理由の一つは、Temuが紡ぎ出した世界進出のサクセスストーリーにある。また、優れたサプライチェーンの管理モデルやビジネスエコシステムの構築、SNSを活用したマーケティング能力など、拼多多に立脚した強みを多く持ち合わせていることも挙げられる。
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引用記事：
アマゾンも恐れる中国系激安EC「Temu」、1年で驚異的に50カ国に展開。快進撃のウラには、 アリババを破った親会社の遺伝子と・・ ・（前篇） (36Kr Japan) (smartnews.com)
