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木村拓哉 出演断念していた『SHOGUN』次世代の三船敏郎になるかも

2006年製作の『武士の一分』の時代劇もとてもよかったことを覚えてます。

剣道という武力があるからだけではなく、やはり木村拓哉は時代劇の似合う役者だった。

 

『武士の一分』

主演 木村拓哉  監督 山田洋次 脚本 山田洋次 平松恵美子

 

YouTube 『武士の一分』予告篇

『武士の一分』予告篇 (youtube.com)

 

「近年の木村さんは海外での撮影に意欲的で、国際派俳優として活動したいと聞いています」

そう語るのは映像関係者だ。

「実は木村さんはあの『SHOGUN』にも出演が決まっていました。重要な役どころをオファーされ、出演を快諾していたのです」

真田広之(63)が主演・プロデュースを務め、今年2月からディズニープラスで全世界に配信されている『SHOGUN』。“テレビ界のアカデミー賞”といわれるエミー賞で史上最多の18冠を獲得して話題になった作品だ。

「戦国時代の日本を描くアメリカ人作家の同名小説が原作です。アメリカでは’80年に映像化。今回は再びハリウッドでドラマシリーズとしてリメークされました。もともと木村さんは浅野忠信さんが演じた樫木藪重役を演じる予定でした」(前出・映像関係者)

だが、今作の撮影はまさに新型コロナウイルスが猛威を振るった時期におこなわれていたのだ。真田は今年3月のインタビューで当時の撮影秘話をこう明かしていた。

《撮影期間はコロナ禍でもあったため、スケジュール変更を余儀なくされることもありました。そんな中「自分が倒れたら撮影がストップしてしまう」と気は張っていましたし、常にダブルマスクとゴーグルを装着して何とか乗り切ったところはあります。よく撮り切れたなとも感じますし、その分思い入れも強くあります》(「クランクイン!」3月3日配信)

実は木村の『SHOGUN』降板については、’21年4月に本誌が真っ先に報じていた。

「撮影期間は約1年で、当初は撮影地も日本、アメリカ、カナダと3カ所の予定だったため、コロナ禍の影響をもろに受け、何度も撮影が中断されてしまったのです。撮影スケジュールは大幅に変更されてしまいました。基本的に木村さんは主演ドラマ・映画の出演オファーが絶えません。できる限りスケジュール調整してみたものの、ほかの仕事に支障が生じたため、あきらめざるをえなかったのです。木村さんはとても残念がっていました」(前出・映像関係者)

■映画の出演判断は“世界でも評価されるか”を指標に

木村がこれまで出演したドラマ・映画出演作品数は60本以上。『月9』主演は最多の11回を誇るが、「ドラマと映画である“すみ分け”をしているようだ」と話すのは芸能関係者だ。

「ドラマでは主演として数々の職業に挑戦してきました。ピアニスト、美容師、検事、副操縦士、アイスホッケー選手、レーサー、総理大臣、脳科学者、ボディガード、警察学校教官、シェフ、ゼネコンの設計士……など約30にもなります。このようにドラマでは“いろんな役を演じられる”イメージを定着させてきました。

その一方で、映画では“世界でも評価してもらえる要素があるかどうか”に重きを置いていると聞いたことがあります。そのため、映画の出演作品は『武士の一分』(’06年)、『無限の住人』(’17年)、『レジェンド&バタフライ』(’23年)など、海外からも興味を持ってもらえる時代劇が目立つ印象です」

ある映画ライターは木村の海外での評判をこう語る。

「『無限の住人』はアメリカやヨーロッパ各国でも公開されました。同作を手掛けたのは著名なイギリス人プロデューサーですが、木村さんを絶賛し“彼は次世代の三船敏郎になるかもしれない”なんて言っていましたよ」

日本を代表する名優・三船敏郎さん(享年77)。’80年のドラマ『将軍SHOGUN』にも出演している。木村も名優を意識したのだろうか。

「木村さんは『SHOGUN』は断念したものの、’23年公開の大型国際ドラマ『THE SWARM/ザ・スウォーム』で海外制作ドラマに初出演しました。同作は世界各地を舞台にした海洋SFサスペンスで、彼の役名は“アイト・ミフネ”でした」(前出・芸能関係者)

木村自らその理由を、公式サイトでこう明かしていた。

《海が舞台のストーリーで、“船”という言葉も含まれているので、日本を代表する俳優さんの名を借りて“ミフネ”はどうでしょうと提案したら、みんな受け入れてくれました》

“世界への意識”は冒頭の主演映画『グランメゾン・パリ』にも反映されているようで――。

「映画では舞台が東京からパリに移されました。木村さんが“海外を舞台に、そこで日本人が挑戦するストーリーになるのなら”と続編を快諾したからと聞いています。先月下旬にはスペインの著名な映画祭で“世界最速上映”されました」(前出・芸能関係者)

俳優として世界への挑戦を掲げる木村には、以前からチャレンジしたい題材があるという。

「主演映画のオファーが何本もあるようで、来秋に1本、大作が内定しているといいます。本人としては“任侠作品”に興味があると聞いています。これまで演じたことがなく、かつ日本独自の文化も感じられるからというのが大きな理由のようです。

6年前に発売されたゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』で木村さんは都心の繁華街を根城にする私立探偵・八神隆之を演じていました。相棒は元極道の設定で、この時代から任侠の世界にも関心を持っていたことがうかがい知れます」(前出・芸能関係者)

雪辱を果たす木村の“リベンジ”世界進出作が今から楽しみだ。

 

引用記事:

木村拓哉 18冠『SHOGUN』は無念の出演断念…映画主演作に「時代劇が多いワケ」 | 女性自身 (jisin.jp)