2024年11月2日(土)、ロサンジェルス・カウンティ美術館(LACMA)で開催された「2024 LACMA Art + Film Gala」に出席した、キム・カーダシアン。
いつもながらというべきか、今回もその独特なファッションに注目が集まったのですが、中でも私の目が釘付けになったものがあったのです。
胸元がかなりセクシーな真っ白なグッチのドレスに身を包み、ボリュームのあるジュエリー使い。実はその中で最も印象的なアメジストのペンダントが、実は生前ダイアナ妃が愛用されていたものなんです。
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スクエアカットのアメジストに、5.25カラットのサーキュラーカットのダイヤモンドがまわりを彩るフルーレ スタイルのクロスペンダントは、1920年代にガラードで製作されたもの。ダイアナ元妃と親交が深かった、アスプレイ&ガラードの共同社長で後にはグループの最高経営責任者となったナイム・アッタラー氏が、1987年のチャリティイベントを含め、80年代を通してダイアナ元妃へこのペンダントをお貸しになっていました。
ダイアナ元妃の逝去後にはアッタラー氏がこのペンダントを手に入れ、以後誰も身につけることなく、一族のもとで保管されていたのだとか。アッタラー氏は2021年に逝去、ペンダントが昨年初めにサザビーズのオークションに出品されたんです。
「ジ・アッタラー・クロス」と称されたペンダントの評価価格は、8万〜12万ポンド(約1574〜2361万円:レート196.75円で計算)とみられる中、落札したのがキム・カーダシアンというわけです。その額、なんと20万ドル弱(約3935万円)というから驚きです!
ダイアナ元妃が身につけられたジュエリーの中で、数少ないオークション出品アイテムだけに、その貴重さはいうまでもないですよね。
アッタラー氏が、妃の死後誰にも身につけさせず保管していたものを、新たな所有者キムさんはガラパーティで着用しての初お披露目。しかも、キム・カーダシアンさんらしい超セクシースタイルで。
1987年のチャリティイベントで、キャサリン・ウォーカーの黒とパープルのベルベットドレスに合わせ、バロック調スタイルだったダイアナ元妃とも当然というべきか、大きくイメージが異なりますね。ちなみにペンダントは、パールのロングネックレスにつけていらっしゃいますが、品よく妃らしくこのスタイルにマッチしていますね。
ダイアナ元妃のアイコニックなジュエリーを着用というだけでも衝撃的ですが、キムさんのコーデに関しても、SNS上では「感覚がおかしい」と非難の声が…。
お洋服の上に着けていらしたダイアナ元妃とは大きく異なり、なにせ胸の谷間の、肌の上に巨大なアメジストのペンダントが乗っていて、なんだか貴重な宝飾というよりアクセサリーに見えちゃうのは私だけ? 自分スタイルに仕上げるのがお得意なキムさんだけに、らしいといえばそうなんですがね…。
ちなみに、これまでにもキムさんは他にも亡くなったセレブや富豪が身につけていたアイテムを落札しているんです。
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2019年、娘のノースに、マイケル・ジャクソンが「Smooth Criminal」のミュージックビデオで着用した、マイケルのメイクが残るフェドラ(中折れ帽)をプレゼント。
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また同年クリスマスには、キムさんと当時の夫カニエ・ウェストがSNSで、ノースちゃんにマイケル・ジャクソンのジャケット(1997年にエリザベス・テイラーの65歳の誕生日パーティで着用)を65,625ドル(約1291万円)で落札し、プレゼントしたことも明かしたのです。この時ノースちゃん、6歳です!
さらに、キムさんから弟ロブさんへ、エルヴィス・プレスリーの2つのリング(ルビー、ダイヤモンド)をプレゼントしたり、自身の物として、エリザベステイラーのバングルセットを64,900ドルで購入したりも。
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他にも、2017年に故ジャクリーン・オナシスの時計を、379,500ドル(約7467万円)を購入された過去もあり。
また購入はできずとも「お宝ドレスを着たい!」とばかりに、話題騒然となったのが、2022年のメット・ガラ。
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キムさんは、1962年にマリリン・モンローがケネディ大統領45歳のお誕生日を祝った際に着用していたアイコニックなドレス(ジャン=ルイ)を着用して登場したのです。
2016年に「The Ripley's Believe It Or Not Museum」が、記録的な500万ドル(約5億円)で購入して以来、温度管理された環境で保管されていたものを、キムさんが関係者に懇願したのだとか。ドレスが傷つけられることを懸念して却下していたものの、結果根負け?! 貸すことを許可。
マリリンモンローが着用して以来、初めての人物というから、なぜにOKしちゃったの?!という気がしてなりませんが…。
キムさんは、ドレスに合うよう3週間で16キロ減量をしたそうですが、それでも後ろファスナーが上がらず…。結果、開けたまま、よって白の毛皮で背中を隠しているという事実。そこまでして着るか…、いや、貴重なドレスが(泣)とそっちが気になって仕方ない…。
直後、「ドレスに欠けたクリスタルがある」とか、「糸でぶら下がったままになっているものもある」などども言われ、キムさんは、このヌードドレスを傷つけたと非難された模様。とは言っても、もはやあとの祭りでは…と思ってしまいますが。
マイケルジャクソンの帽子やジャケットも…。着ちゃあダメでしょ(泣)ファンにとっては心中穏やかではないどころか、震えそうなレベルかと推測いたします。
兎にも角にも、亡くなった有名人のアイテムを落札することにハマっているキムさん。投資という点で考えればとても賢いお買い物、とも思えるけれど、きっとそんな損得勘定ではないから、ガンガン着れちゃうわけで…。むしろもっとシンプルに、お金があっても手に入らないものが欲しくなる、と言ったところでしょうか。それゆえにロイヤルへの憧れも強いとみられています。
それにしても、キムさんの着用で価値は果たしてどうなってしまうのか…。個人的には、「着用しないで大切に保管して〜」と言いたいところですが、所有しているものを使う、というのもある意味正しい、ともいえます。
余計なお世話ですが、少なくともジュエリーの保管と取り扱いは丁寧にお願いしたいところでございます。
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